飛行機は夜中乗ったほうが楽しい
2019年の6月に現在の職場に移ってから、「出張」というものが多々発生するようになり、月1、2回飛行機に乗るような生活になった。
それまでは出張の「しゅ」の字がどこにもなく、高校2年生の沖縄の修学旅行の時に飛行機に乗ったのが人生で最初で最後だった。
最初は戸惑った。手続きからわからない。荷物はどれだけ持って入っていいの、何分前に空港に着けばいいの、チェックイン?手荷物預け?という状態だったが、1回やれば要領がわかって2回目以降はスムーズに乗れるようになった。2019年の大進歩であった。
会議が地方で13時からあって、朝早くの出発になってしまう時は前乗りして現地で1泊して午後から会議、というパターンが多いのだが、そうすると夕方〜夜の羽田発の便に乗り地方へ向かうことになる。
座席を選択できる時はできるだけ窓側にしている。外が見られるからだ。あとは窓側に寄っかかれるなど。
夜搭乗すると何も見えなくない?と思われるかもしれないのだが、私個人としては夜景が楽しみ。
これはこの出張の生活を始めて初めて気がついたことでもあるのだが、東京(首都圏)は人口が多い。街がすっごい明るい。もはや引くレベルで街がデカい。
いや、確かに数字上では東京の人口がいくらだとかこの少子高齢化の時代にまだまだ東京は人口が増加しているとか、知識として知っている。都内に遊びに行くこともしょっちゅうあるからはちゃめちゃに人口が多いことは体感としてもあるし、お店が多すぎて夕食どこに行くか決められない。結局ガストになる(ファミレスis大正義)。
だけれど空から見るととにかく街がデカい(2回目)。
夜、羽田発の飛行機に乗って地方へ向かう。離陸して30〜40分すると機体が安定してくる。
外を見ると街がないのだ。いや、あるんだけど、点々としすぎて人は住んでるのかと。なんとも語彙力がなくて伝わらないのだと思うが、陸と海の境目が真っ暗でわからない。
目的地が近づき着陸態勢に入って、よしもうすぐで着くぞ〜となっても、どこに着陸するのかわからないレベルで街が真っ暗。
(羽田周辺は明るすぎて、逆にどこに着陸するのか、パイロットは迷わないのかという気持ちにもならなくもない。)
つまり羽田周辺と地方では、イルミネーションと豆電球というぐらい街の明るさや大きさが全然違うということだ。
北海道出身の友人が言っていたことで印象に残っていることがある。「北海道からこっち(千葉)に出てきた時にビビったのはさ、街が途切れないんだよね。なんていうか、北海道で電車乗って例えば札幌に行くとするじゃん。途中さ“無”になる地帯があるんだよね」。
“無”って何?畑とか田んぼとかそういうのとはまた違うの?と聞いたけど、「ほんとに“無“なんだよね」と。多分千葉育ちのわたしにはわからない”無“があるんだと思うけれど、飛行機の夜景を見て「これが”無”なのか…?」と思うなどした。
なのでもし夜に羽田発着の飛行機に乗る機会があったら、ぜひ窓際の席を取って、「うわっ東京明るいww」って感じてほしい。めちゃくちゃ明るいから。
※窓側に座るデメリットは、お手洗いに行くときにお隣さんに「すみません、ちょっとお手洗いに…」と通してもらう必要があるところです。
首都圏はシナプスのように道路網が張り巡らされている
これはシナプス(笑)