HSPと生きていく方法を模索する
「HSP気質」という性格があるらしい。
昨年の7月23日の読売新聞夕刊で、この性格を知って、「あてはまる…!」と思った。
その後職場が変わったりして、割とこの気質があるかも?と思うことがあって、この間ついにその本を買ってしまい、どうやって向き合うかを考えることにした。
HSPとは High Sensive Person の略で、直訳すると「非常に敏感な人」を指す概念。アメリカのエイレン・N・アーロン博士が提唱した概念だそうな。
恥ずかしがりや、内向的、引っ込み思案だったり、自他を区別し自分を守る境界線(自我)が弱いので、エネルギーを吸い取られてしまう傾向になるんだとか(『敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本』はじめに)。
いろいろネットで調べてみたり、この本に書かれていてあてはまるな、と思ったこと。
【本を見てあてはまると思ったこと】
- 頑張ったり無理をしすぎたりして疲れやだるさをいつも感じている
定時出勤、定時退勤していても家に帰ってくるとぐったりしている。とても退勤後に遊びに行ける元気はない。今独身だけど、結婚して子どもが生まれて、子育てして仕事できる気がしない。
- 相手の感情に左右されてしまう
機嫌が悪い人がいると「私が何かしちゃったんだ…」と思って何にも身が入らなくなる
- 一度に複数の業務を進行できず仕事が遅いと怒られる
幸いにも怒られたことはないんだけれど、マルチタスクが苦手。いろいろやることがあって「あれもしなきゃこれもしなきゃ」となると頭から湯気が出てる感じ。
- 仕事で注意されると、自分が全否定されたように感じられる
ほんとすみません…仕事辞めようかな…ってなる。
【ネットでみて当てはまるなと思ったこと】
- 電話が苦手
かかってくるのもびっくりするし、こちらから掛けなきゃいけないところでも周りに聞こえてしまうと思って余計な緊張をする。
HSPを診断するテストは多くあるけれど、全員が全項目にあてはまるわけではないし、「あてはまらない」という診断が出ても、1つの項目に強く当てはまる場合はHSPの傾向がある、ということらしい。また、HSPに当てはまるのは人口の10~15%とのこと。
じゃあ世の中の大半の人はこういうことがあまり気にならないということなのか…。
で、自分の生きづらい理由が少しわかってよかったと思う。世の中の大半の人はそんなに気にならないことが自分は気になってしまっているから、疲れやすいんだな、って。常々「労働に向いてない」と思っているんだけれど、こりゃ向いてないわ!って。
「ほんとに疲れやすくて…仕事向いてない」ってつぶやいても「えー俺も働きたくないよー」みたいな応答されて、まぁそうだよな、って思う一方(いやほんとに深刻なんだよなー)って思ったりしてもどかしい。できることなら女性管理職みたいなのにも憧れるからバリバリ働きたい気持ちもあるけど。
本はパラーっと読んで自分の生活に反映できるものも多くあると思う。ただ、読みすぎちゃうと何もかもをHSPに原因を求めてしまいそうなのがちょっと嫌なので、気持ちが限界を迎えそうなときとかにたまーに読む程度にしようかと思っている。
なんとか工夫して、折り合いをつけて生きる道を探していきたい。